マシュマロを焼くとなぜ甘くなるのか?その理由を探る!
バーベキューでマシュマロを焼いて食べると美味しいですよね。マシュマロを棒に刺して串焼きにして、こんがり焼けたマシュマロが最高です。
バーベキューだけじゃなく、普通に家で焼いて食べても美味しいです。
これは普通にガスコンロを使って焼いたんですが、それほど色は変わっていませんがしっかりマシュマロが溶けて甘くて美味しい焼きマシュマロになりました。
もちろんマシュマロは砂糖がいっぱい入っているので、普通に食べても甘くて美味しいんですが、焼くことでより甘さが増して美味しくなります。
なんで焼くとあんなに甘くなるのか?その理由を探っていきたいと思います。
マシュマロの成分
マシュマロに含まれている成分から見ていくとマシュマロは砂糖とゼラチン、水あめ、コーンスターチが主な原料です。
砂糖と水あめ、水を煮詰めてシロップにしてゼラチンを混ぜてコーンスターチを表面にまぶして固めます。
コーンスターチはトウモロコシのデンプンで、マシュマロ同士がくっつかないようにするためにまぶします。
熱による糖分の変化
それでなぜマシュマロを焼くと甘くなるのか?ということなんですが、マシュマロを焼くことで中に含まれている砂糖や水あめが溶け出します。
それがマシュマロの中のゼラチンと結びつきます。ゼラチンはたんぱく質でできているので、砂糖と結びつくことでメイラード反応が起こります。
メイラード反応は焼いたときにあのキツネ色に焼き色がつくヤツです。
そこまでしっかり色はついていませんが、少しキツネ色になってきているのが分かると思います。
ホットケーキとかも分かりやすいですよね。特にお店で売っているホットケーキはキレイなキツネ色になっていますよね。あれがメイラード反応です。
このメイラード反応によって、香ばしい風味が生まれて より甘い味わいになります。
焼き時間も大事
より甘くて香りも良い焼きマシュマロを食べるためには焼き時間にこだわったほうが良いです。焼きすぎず焼かなすぎず程良い焼き加減にすることで美味しい焼きマシュマロになります。
焼きすぎると焦げて苦くなってしまいますし、焼き時間が短すぎると砂糖が溶けきれずに甘くならなかったり、表面だけ焼けて中が焼けなかったり…
それでもマズくはないと思いますが、より美味しさを求めるのであれば、焼き時間もしっかり見たほうが良いです。
バーベキューではもちろん、家でもできなくはないです。ガスコンロを使って焼きマシュマロを作る方法もご紹介します。
バーベキューで焼く場合
マシュマロを串に刺して、串をくるくる回しながらまんべんなく焼き上げていきます。
このときに火を強すぎないように注意してください。日が強すぎると表面だけ焦げて中が焼けなくなります。中までじっくり焼くために弱火がおすすめです。
炎が上がらずに炭が赤く熱している状態の熾火で焼くのが最適です。
くるくる回して全体がきつね色になったら完成です。
回すことで焼きムラをなくすのはもちろんのこと、内側の焼きすぎも防げます。内側が焼けすぎるとマシュマロが溶けて串が落ちてしまいます。それを防ぐために内側を焼きすぎないことも大事です。
ガスコンロで焼く場合
串などにマシュマロを刺して、ガスコンロに火をつけて炙っていきます。火は弱火で良いです。
バーベキューと同じで、すぐに溶けちゃいますし、マシュマロに火がつきかねないです。なので、弱火で少し火から離したところで、マシュマロを回しながら焼いてください。
マシュマロがプツプツ言ってきて、きつね色に変わってきたら完成です。
これぐらいで十分です。
しっかり色をつけ過ぎようとするとマシュマロが溶けて落ちてしまうので、ご注意ください。マシュマロが引火したら危ないので、色が変わってきたら終わりにしてください。
それで十分美味しい焼きマシュマロが食べられますので。
自宅でガスコンロを使って焼きマシュマロを作る場合は
- マシュマロを火に直接当てない。
- マシュマロを焼きすぎない。
以上の2点に注意しながら行ってください。
オーブンで簡単マシュマロクッキー
ガスコンロだとどうしても危険が伴うので、もっと簡単に焼きマシュマロのような甘いスイーツを作るのであれば、オーブンで焼くだけでできるマシュマロクッキーがおすすめです。
マシュマロを中までしっかり焼くと中の砂糖が溶けてマシュマロが広がります。
それがクッキーのような形になるので、チョコやアーモンドを乗っけても美味しいですし、そのまま食べても美味しいです。
マシュマロクッキーを作るのであれば危険はないですし、焼き時間を誤らなければ焦げる心配もなく失敗することも少ないです。
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