リンゴジャムを皮ごと・種ごと作ると食感は変わる?
リンゴジャムは皮ごと切ったりミキサーにかけたりして作ったり、皮や種は取って作ったりと色んな作り方がありますよね。
皮や種を取る理由が「見た目」と「食感」でしょう。皮や種を入れると見た目が変わってしまうのとジャムの滑らかさを出すために皮や種は取って作るということだと思います。
ただ実際どうなのか?そんなに変わるのか?というのが疑問だったので、皮も種も入れたままリンゴジャムを作ってみました。
皮・種ごとリンゴジャム
皮も種も丸ごと入れたリンゴジャムを作ったら、こうなりました。ちょっと煮すぎて砂糖がキャラメリゼして茶色くなってしまいました。
リンゴは薄切りにして煮ながら潰しました。皮も若干残っているのが分かるんじゃないかと思います。
種はほとんど見えないですね。小さいですし、そこまで多いわけでもないので、中に埋まっているのかもしれませんが、見た目はほとんど分からないですね。
ということで、見た目的には皮が残りますね。
皮・種ごとリンゴジャムの食感
食べてみた食感は?というと、皮の食感は分からなかったです。
キャラメリゼしたせいで、砂糖が歯にくっつく感じはありますが、それ以外は普通のリンゴのジャムでした。ただ、砂糖が苦くなるほど煮込んでもいないので、甘くて美味しいジャムになりました。
皮の見た目が残るのがイヤな場合は皮を取ったほうがいいと思いますが、食感や味に関しては変わらないと思います。
皮も煮込んでしまうので柔らかくなりますし、取らなくても大丈夫です。
皮を取らない利点
りんごの皮や皮付近には多くの食物繊維などの栄養が多く詰まっていて、リンゴで有名な青森りんごでもそのことについて触れています。
りんごの皮、皮の近くの部分には、果肉部分以上に食物繊維やビタミンCなどの栄養が詰まっていることから
・生活習慣病の予防
・高血圧の予防
・便秘改善
・整腸作用
・貧血予防
・太りすぎ予防などに効果が期待できます。出典 りんごは皮ごと食べて美味しく栄養を摂取! | 青森りんご公式サイト(一社)青森県りんご対策協議会
またポリフェノールの「プロシアニジン」というのも含まれていて、高い抗酸化力があり免疫力を高める効果もあるんですが、プロシアニジンは熱に弱いと言われています。
ジャムを作る過程で煮詰めることで、プロシアニジンがなくなってしまう可能性が高いので、ポリフェノールの効果は期待できなさそうです。
ですが、焼いたり煮たりすることで、「ペクチン」という食物繊維が増えます。
ペクチンはゼリー化する特性があり、これによってジャムになります。それだけでなく、腸内環境を整えてくれる効果もあり、善玉菌を増やしたりコレステロール値の上昇を抑えたりしてくれます。
なので、皮ごと煮詰めてジャムにすると皮を剥く手間がはぶけるだけでなく、体にも良いですよ。
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