キャロットケーキに重曹入れるのはなぜ?重曹なしとあり作って比べてみた
人参が古くなってきてちょっと黒くなってきたので、早く使い切りたいなと思って、キャロットケーキを作ることにしました。
キャロットケーキもパウンドケーキのように重曹やベーキングパウダーを入れてオーブンで焼くのが一般的です。重曹やベーキングパウダーは膨らませる効果があるわけですが、どこまで効果があるのか疑問だったので、重曹を入れるのと入れないのと両方とも作ってみたいと思います。
キャロットケーキの材料
- にんじん:1本
- 小麦粉:100g
- 卵:1個
- 油:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 重曹:小さじ1
必要なのはこれぐらいでしょうか。後はお好みで、クルミなどのナッツ類とかレーズンとか入れるのも良さそうです。
にんじんはちょっとだけ使ったので、丸々1本というわけではないんですが、だいたい1本です。
キャロットケーキの作り方
にんじんのヘタを取って、すりおろしていきます。にんじんの皮に関しては剥いても剥かなくても良いです。気になる場合は剥いたほうがいいと思いますが、別に皮も食べられますし、ボクは面倒なので剥きません。
日が経って古くなっていたのもあり、ちょっと柔らかくなっていて、おろしにくくなっていました。なんとか押し付けて、すりおろしました。
こうなると滑りやすくなって、ケガしやすくなるのが怖いんですよね。
まぁ刃がついているわけではないので、大ケガにはならないですが、痛いものは痛いですし…
気をつけながら すりおろすしかないですね。
それはそうと、すりおろせたので、ここに卵・油・砂糖・小麦粉を加えていきます。
卵を潰しながら混ぜて、へらでにんじんのすりおろせなかったところを潰しながら全体を混ぜ合わせていきます。
これで重曹を入れていないキャロットケーキの生地ができました。
耐熱容器にアルミホイルを敷いて半分生地を流していきます。
重曹あり
もう半分には重曹小さじ1を入れていきます。
重曹をしっかり混ぜて、同じように耐熱容器にアルミホイルを敷いて生地を流します。
重曹で膨らむことを考慮して、少し深めの容器にしました。さすがにこれで出てくること膨らんだりはしないでしょう。
それならそれで重曹のちからってすげー!ってことで、重曹の力を認めざるを得ないですね。
両方とも170度のオーブンで25分焼いていきたいと思います。
キャロットケーキ
重曹を入れたほうは焦げて茶色くなり、入れていないほうは黄色くなっていて、並べて一緒に焼いたんですが焦げたのと良い色になったのに分かれました。
取りあえず出してみましょう。
下まで全部焦げていますね。
これは重曹のせいというよりは生地の量の問題でしょう。重曹なしのほうが生地の量が多かったので、焦げなかったんだと思います。生地の量が多いほうが火が通りにくいので焦げにくくなりますからね。
生地が少ないと火の通りが良すぎてそれ以上やったら焦げてしまうので、途中で出しちゃったほうが良かったかもしれません。ただ、こっちのほうが分かりやすいですし、良しとしましょう。
食べやすいように1/4に切って、断面も確認してみたいと思います。
中を見ると分かりやすいんじゃないでしょうか。重曹なしのほうは生地が詰まっていますが、重曹を入れたほうは空気を取り込んで膨らんでいます。これが重曹の効果ですね。
生地の量を増やしてもこんな風にはならないので、重曹を入れたほうが深めの容器で生地が高かったから、これだけの厚さの違いが出たというわけじゃないというのは分かってもらえるのではないかと思います。
キャロットケーキの味わい
味のほうはどうなのか?というのも食べ比べてみたいと思います。
重曹なし
まずは重曹を入れなかったほうから食べてみます。
しっかり焼けていてサクサク感がありますが、生地が詰まっていて重たくなっています。
食べた感はありますし、これはこれで悪くないです。
味としてはあんまりニンジン感はなくて、ちょっと砂糖の甘さを感じられます。砂糖大さじ1ぐらいだとそこまで甘くならずに甘さ控えめでした。
ニンジン食べている感は全くないので、ニンジンが嫌いな方やお子さんにも食べられるんじゃないかと思います。
重曹あり
重曹がないほうはずっしり生地が詰まっていて重みのあるケーキになっていましたが、これが重曹を入れて膨らんだことでどうなるかですね。
パンのようにふんわりとした柔らかい生地になりました。
ただ、焦げてしまったので、苦味が出ていました。ちょっと焦げたマフィンぐらいかなと思っていたんですが、思ったよりも焦げていて苦味が強かったです。
焦げじゃなくて重曹のせいも もしかしたらあるかもしれません。重曹が多いと苦味が出るので、生地を半分にしたことで重曹が多くて苦くなってしまったという可能性もあります。
それでも、はちみつをかけて食べたらちょうど良い感じでした。
なので焦げたら、はちみつやジャムなど甘いものをつけて食べるのが良さそうです。
重曹ありでもなしでもOK!
結論としては重曹があってもなくても美味しいですし、どっちでも良いと思います。
ただ、重曹を入れれば ふんわりとしたパンのような食感を楽しむことができますし、重曹を入れなければズッシリとした生地の詰まったケーキが食べられます。
重曹を入れる場合は入れすぎると苦味の原因にもなりますので、そこも注意が必要です。
普通にニンジン1本で小麦粉100gぐらいで作るのであれば、小さじ1で良いと思うんですが、この作り方の場合、生地が半分なので重曹も小さじ1/2にしたほうが良かったかもしれません。
絶対に苦くしたくない場合はベーキングパウダーを使ったほうが良いです。ベーキングパウダーは苦味を中和する成分も含まれているので、苦味が出にくくなっています。
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