クレープ生地を一晩寝かせる理由は?美味しいのは本当なのか
クレープの生地は焼く前に一晩寝かせてから焼いたほうが美味しいというのを聞いて、実際やってみました。
中はピーナッツクリームとマンゴーなんですが、どちらも似た色で見た目はあんまり良くないですが、美味しかったです。
クレープ生地も薄いはずなのにモチモチ感があって美味しかったです。
具体的な作り方はこちらに書きました。
一晩寝かせてから焼くと美味しいクレープになるというのは本当らしく、美味しいクレープを食べるなら良い方法だと思います。
なぜ一晩寝かせることで美味しくなるのか?というのを調べたり実験したりしたので、クレープ作りの参考になれば幸いです。
クレープ生地を寝かせる前と後
クレープ生地を一晩寝かせる前と寝かせた後で比較してみました。
左側が寝かせる前で、右側が一晩寝かせた生地なんですが、これを見るだけでも明らかに違いますよね。明らかに左側が薄くて、右側の色が濃くなっているのが分かると思います。
もちろん やったことは寝かせただけ。それ以外は一切何もしていません。それなのにこれだけ色が変わりました。
寝かせたときはこんなに変わっているとは思っていなかったんですが、こうして比べてみると一目瞭然。生地がしっかり馴染んでいることが分かります。
これが間違いなく生地がモチモチになった要因ですね。
寝かせることで生地が馴染む
一晩寝かせる一番の理由はコレですね。寝かせることで生地が馴染んでくれます。混ぜることで全ての材料が混ざり合っているように見えますが、意外と馴染んでいません。
特に牛乳や卵、バターは馴染むのに時間がかかるようです。そのため一晩かけて寝かせることによって、しっかり馴染んでくれるというわけですね。
生地を馴染む以外にも利点が
生地がなじんで美味しくなる以外にも利点があるようで、クレープ生地の薄い生地であっても破れにくくなるようです。
これに関しては正直試しようがないので感覚でしか分からないんですが、理論的には伸びが良くなる効果があります。
小麦粉にタンパク質のグルテニンとグリアジンが含まれていて、水が入ることでそれらがグルテンを作ります。グルテンは時間の経過とともに生地を柔らかくしてくれます。パンを寝かせるのも発酵させる以外にも固い生地をグルテンによって柔らかくさせるためでもあります。
こね終えたばかりのパン生地だと固いんですが、寝かせると柔らかい生地になります。これがグルテンの力です。
これが理論的に寝かせることで生地が破けにくくなり伸びる理由です。
ただそれを焼いていて感じられるかと言われると難しいところで、体感は変わらなかったです。なので、一晩待って伸びたらいいなぐらいで良いと思います。
クレープ以外にも応用可能
当然ですが、小麦粉(薄力粉)を使うスイーツを作るとき全般に使えます。
定番はホットケーキですね。ホットケーキを一晩寝かせてモチモチになったら、すごい美味しそうですし試してみたいです。
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