日立ビッグドラムBD-SV120HL口コミレビュー!風アイロンの実力を試してみる
今まで使っていた洗濯機が壊れて、脱水中にエラーが出て脱水してくれなくなったので買い替えることに。その前からちょっとおかしかったんですが、本格的に動かなくなってきたので、これは買い替えるしかないかなぁというところでした。
まぁ10年以上使っていますし、良く持ってくれたほうでしょう。
店員さんも「まず壊れるのが脱水」って言っていて、やっぱり脱水が一番壊れやすいみたいです。
で、どの洗濯機にするか?色々と店員さんの話も聞いて決めたのがこちら。
日立のビッグドラムBD-SV120HL。
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値段もドラム式洗濯機の中では手頃なほうで、10年前とは比べ物にならないほど良機能がついています。
機能に関しては後で詳しくお伝えしますが、一番気に入っているのが自動で洗剤と柔軟剤を入れてくれるというもの。予めタンクに洗剤と柔軟剤を入れておけば、いちいち入れる必要がなく、スイッチ押すだけで勝手に洗ってくれます。
今だと当たり前みたいで、どの洗濯機にもついているみたいなんですが、10年前じゃ考えられないですからね。
洗濯機で一番めんどくさい洗剤と柔軟剤を入れるのを勝手にやってくれるのはありがたいです。
もちろんドラム式洗濯機の定番、乾燥機能はついています。これが大事という人も多いでしょう。このBD-SV120HLは風アイロンというふんわりと仕上げる機能がついていて、風で勢いよく巻き上げてシワを伸ばしながら乾燥してくれます。
また、湿度センサーがついているので適切な乾燥時間を洗濯機の方で自動で決めて、乾きムラなくしっかり乾燥してくれます。乾燥時間は10年前の洗濯機でも自動の機能がついていましたし、おそらくどのドラム式洗濯機にもついているんじゃないかと思います。
やっぱり風アイロンがどれほどのものなのか?というのが気になるところじゃないかと思います。これに関しても後でお伝えしますし、実際に使ったところも紹介します。
洗濯機が壊れてしまったり、新しく買い換えようと思っている場合の一助になれば幸いです。
BD-SV120HLの機能
まずは機能の紹介。結構機能もいっぱいついているんですが、その中でも一般的なのと言いますか良く使う機能を紹介します。
機能いっぱいついているけど使いにくいみたいな家電製品も多いですが、この洗濯機はそういうこともなく直感的に使えるようになっています。なので、かなり使い勝手が良いですし、説明書見なくても使えます。
なので、詳しく説明するよりも便利なものを厳選してお伝えします。
プッシュボタン式
昔ながらのボタンを押すタイプのプッシュボタン式です。
タッチパネル式の洗濯機もあるって言われたんですが、絶対にボタン式のほうがいいと思ったので却下。
というのも、タッチパネル式ってだんだん操作が不安定になるんですよね。タブレットでもそうなので洗濯機でも同じようになるのが目に見えています。特に古くなってくると操作が悪くなりますし、反応しなくなったり別のところが反応したり・・・
タッチパネルに関してはタブレットも洗濯機も同じでしょうし、タッチパネルが壊れるたびに洗濯機を買い換えていたらお金がいくらあっても足りないので、ボタン式にしました。
古くなくても手が濡れていて反応しないことも考えられます。特にお風呂入ってから使うと、手が濡れていることほとんど・・・
それで反応しなくて使えなかったら何の意味もありません。
洗濯機用の良いタッチパネルがあるかもしれませんが、さすがに怖いのでボタン式にしました。
洗剤・柔軟剤の自動投入
最近の洗濯機はこれが全部ついているみたいなんですが、古い洗濯機を使っていたボクからしたら画期的な機能です。
タンクに液体洗剤と柔軟剤を予め入れておくだけで、洗濯機が勝手に洗剤と柔軟剤を入れて洗ってくれます。洗うたびに洗剤と柔軟剤を入れる必要がなく、スイッチ押すだけで洗剤を入れて洗ってくれるので楽チンです。
このタンクに液体洗剤と柔軟剤を予め入れておくだけですね。このタンクは取り出すことも可能なので、入れにくい場合はタンクを出して入れることも可能です。
タンクは色分けされていて、青が「液体洗剤」でピンクが「柔軟剤」です。色分けされている上、洗剤を入れる窓にちゃんと書かれているので取り出したとしても間違える心配もありません。
ちなみに洗剤と柔軟剤がなくなってくると教えてくれるので、いちいち確認する必要もありません。
おそらくなくなってきたら、ここの「残量少」が点灯するんだと思います。この洗剤が初めてでまだ終わっていないので分からないんですが、おそらく間違いないでしょう。
洗剤を使う量も設定できます。洗剤や柔軟剤によって入れる量が変わるので、お使いの洗剤に合わせて入れる量を調整できます。
洗剤量の設定方法
洗剤に30Lに使う量が書かれています。
「使用量の目安」といったのが書かれていて、ここに30Lに対して使う量が書かれています。これを設定していきます。
設定の仕方は洗剤のスイッチを長押しします。
数字が表示されるので、「柔軟」と「洗剤」のボタンで調整していきます。「柔軟」を押すと数字があがっていき「洗剤」を押すと下がっていきます。
柔軟剤も一緒で、「柔軟剤」を長押しすると柔軟剤の数字が表示され、「洗剤」を押すとプラスされて、「柔軟」を押すとマイナスされていきます。
設定が終わったら「スタート/一時停止」ボタンを押します。
これで洗剤の設定ができます。
洗剤・柔軟剤を自分で入れる
自動で入れるだけでなく自分で洗剤と柔軟剤を入れて洗うこともできます。
自動投入のタンクの前に手動投入の口がありますので、ここに洗剤と柔軟剤を入れて洗います。
その場合は自動投入のスイッチはオフにします。
自動投入のところの「洗剤」と「柔軟剤」を押して、灯りを消します。「多め」「少なめ」の設定もあるので、そこにも点灯させなくします。何も灯りがつかなくなれば自動では入れなくなり、自分で入れた洗剤と柔軟剤を使って洗濯できます。
自動はイヤで自分でいれたいという人はもちろんのこと、おしゃれ着用洗剤など洗剤を変えるときにも使えます。
洗剤を変えなきゃいけないときもあるので、自動洗剤だけじゃないっていうのはありがたいです。
コース選択
どのぐらい洗えばいいか分からない…っていう場合は洗濯物によって洗濯時間を決めてくれるコースがあります。
「毛布」とか「おしゃれ着」とかあるので、分からない場合はこれを選んで洗うこともできます。
「おしゃれ着」を選ぶとこんな感じになります。「デリケート」の下に「おしゃれ着」があって、そこが消えています。あえて消えているときに撮ったんですが、実際は点滅しています。
選んだのが点滅するので分かりやすいと思います。
おしゃれ着だと
- 洗い:9分
- すすぎ:3回
- 脱水:2分
となります。
ここから洗濯時間の変更もできますし、これで良ければこのままスタートを押せば洗ってくれます。
それ以外にも「ダニ対策」や「花粉」などもありますし、洗濯機の槽を洗う「槽洗い」や「槽洗浄」もあります。
槽洗いはクリーナーを使わずに洗うコースです。
槽洗浄はハイターなどの衣料用塩素系漂白剤か洗濯槽用塩素系漂白剤を使って洗うコースです。
ドラム内の汚れやニオイによって変えると良いようです。通常は槽洗いで良いですし、汚れやニオイが気になる場合は漂白剤を入れて槽洗浄をします。
この洗濯機BD-SV120HLに洗濯槽の自動おそうじ機能がついているので、頻繁に洗濯槽を洗う必要もなく、槽洗浄で3ヶ月~4ヶ月に1回程度で大丈夫なようです。
乾燥
ドラム式洗濯機といえば乾燥ですよね。
干す手間がなくなる上、雨でも関係なしに乾かしてくれるし、生乾きになることもありません。乾燥機能はホント便利です。
もちろんこの洗濯機BD-SV120HLにも乾燥機能はしっかりついています。
湿度センサーもついていて、自動でムラなくしっかり乾かすことができます。乾きすぎることも防いでくれて、無駄な時間なく電気代も減らしてくれます。
厚着でもしっかり乾かしてくれるし、薄着でも乾いていてもずっと回っているなんてことはないので、衣類に合わせて適切な時間 乾燥してくれます。
これが乾燥機能です。光って何も見えなくなるので、なんとかピントを合わせたら周りが暗くなりました。
一番上に「自動」があって、これにすれば適切な時間 乾燥してくれます。
もちろん自分で時間を設定することもでき、15分、30分、60分、90分から選べます。
自動にする場合は15分~90分全部点灯した上で、一番上の「自動」が点灯します。15分のところが消えちゃってますが、本当はついています。なぜかピントを合わせたら15分だけ消えてしまいました。
乾燥だけというのもできますし、洗濯から乾燥まで通しで行うことも可能です。洗濯から乾燥まで行う場合は「洗乾」のボタンを押します。
乾燥だけなら「乾燥」のボタンを押して「スタート」を押せば乾燥が始まります。
予約
予約タイマーもついていて、何時間後に洗濯をするということも可能です。
夜寝ている間に洗濯機を回したり、仕事中に洗濯機を回したりといったこともできます。音も静かなので、夜寝ている間に回したとしても気にならないと思います。ただ、部屋によっては響いてしまう可能性もあるので、一度回して確認したほうが良いと思いますが。
昔の洗濯機からしたらホントに静かになっていますし、基本的に大丈夫です。
予約は電源を入れて予約ボタンを押します。
何時間後というのが出てくるので、ここで設定します。
予約時間は洗濯は3時間~24時間で選べます。乾燥は5時間~24時間です。
BD-SV120HLの特徴
乾燥フィルターなし
ドラム式洗濯機は通常 上についている乾燥フィルターと下についている糸くずフィルターの2つがついています。乾燥フィルターは乾燥機能を使うたびに掃除しないといけなくて、糸くずフィルターは1ヶ月に1回程度掃除する必要があります。
これは今も昔も変わっていなくて、乾燥フィルターと糸くずフィルターの2つついている洗濯機がほとんどなんですが、このBD-SV120HLは乾燥フィルターがありません。
下にある糸くずフィルターのみです。
糸くずフィルターはここについています。
出してみますね。
これだけ洗えば大丈夫です。しかもこのフィルター網の目が細かいので糸くずが絡みにくいです。
以前使っていたヤツは目が荒くてすき間が開いているフィルターでした。その間に糸くずが絡まるので、手で取らないといけなかったんですよね。
ただ洗うだけじゃ糸くずが取れませんし、手で掴むしかなかったです。しかもちょっとでもついていたら、フィルターのランプがついて動かなくなるし・・・
フィルターもちゃんと進化していて嬉しいです。
これなら洗うだけ…とは言わなくてもちょっと擦れば取れるので、使い古した歯ブラシとかでも取れそうですし。フィルターのお手入れも楽そうです。
それにフィルターは1ヶ月に1回程度洗えば良いので、頻繁に洗う必要もありません。
自動おそうじ
洗濯槽の自動おそうじ機能がついていて、すすぎの後に洗濯槽を自動でお掃除してくれます。外装前カバーの裏側から外装の内側まで掃除してくれるので、見えないところまで自動でキレイにしてくれます。
ただ、乾燥の運転時や乾燥コースでは自動おそうじが作動しないし、洗い流せない糸くずや汚れもあります。なので、あんまり当てにしすぎるのは良くないです。
3ヶ月~4ヶ月に1回ぐらいは掃除したほうが良いです。
掃除って言っても槽洗浄コースで洗濯槽クリーナーか漂白剤を入れて洗濯機を回すだけです。なので掃除自体はすごい楽です。
風アイロン
ビッグドラムの中で高速の風を吹きかけて衣類を巻き上げて乾燥させることでアイロンをかけたようにシワを伸ばしてくれます。それでいて、約65度の低温乾燥のためふんわりとしたやさしい仕上がりになるとのこと。
当然、そんなのは見ていても分かりませんし、ホントなのかどうかは分かりません。
やっぱり仕上がりを見て決めるしかないでしょう。何を言ったところで、実際どうなのかが一番大事ですからね。
乾燥は使っていても、「風アイロン」はBD-SV120HLのサイトを見て初めて知ったので、どれぐらいシアが伸びるのか試してみたいと思います。
メチャメチャしわしわなパジャマがあるので、それを乾燥してみます。
風アイロンによって本当にアイロンをかけたようにシワが伸びるのか?
ふんわりとした仕上がりになるのか?
実際に試してみて、その様子を見せますね。
シワシワなパジャマ
まずはこのシワシワなパジャマをご覧ください。
特に袖口とかかなりシワがすごいです。
シワがきつくて縮んじゃってるレベルです。
アイロンかければ直ると思うんですが、めんどくさいのでやってません。特にパジャマなんて誰も見ないので、アイロンをかけるのが億劫なんですよね。
それでこのままになっています。
ちなみに上だけじゃなくて下もシワシワです。
特に下のほうがシワがひどいことになっています。
このパジャマの上下のシワが直ったら相当 効果あると思うんですよね。
さすがにここまでヒドいとシワが全部直るってことはないと思いますが、ちょっとでも直ってくれたらいいかなと思っています。
風アイロンの力を試すのにちょうど良いと思うので、これを洗濯機に入れて乾燥させてみたいと思います。
風アイロンの実力は?
乾燥の時間は「自動」にしたいと思います。
適切な時間 乾燥してくれるはずなので、これでしっかり乾いてくれるでしょう。
後はシワがどうなるか?ですね。
洗濯と乾燥が終わるまでしばらく待ちたいと思います。
乾燥が終わりました。
ずっと見ていたわけではないので、どれぐらいかかったのかは分からないんですが、1時間ぐらい経ったら終わっていたので、それぐらいの時間かなと思います。
パジャマのシワ比較
早速パジャマを出してシワを見てみましょう。
さすがにシワがキレイに直ったってことはないですが、以前よりも和らいだ感があります。
一番ひどかった袖口を比較してみたいと思います。
左側が乾燥機をかける前で、右側が乾燥した後です。
こうしてみると それほど変わっていないですね。写し方の問題もあると思うんですが、前のほうがシワが少ないようにも見えますし…
実際見た感じは和らいだ感があるんですが、こうして比較するとそんなにシワが伸びてないですね。
では、ズボンのほうも見てみましょう。
ズボンのほうがシワが和らいだ感じがします。
一番ひどかった下を比べてみますね。
ズボンも同様に左が乾燥機をかける前で、右がかけた後です。
ズボンは明らかにシワが和らぎましたね。乾燥機をかける前はかなりシワになっていて縮んでいたんですが、乾燥機をかけたことで ゆったりとした感じになりました。
もっとしっかりシワを伸ばすなら、やっぱりアイロンしかないですがパジャマだしこれぐらい伸びてくれればいいかなと思います。
アイロンかけるのって時間がかかるし面倒ですが、これなら洗濯機に入れてスイッチ入れるだけですからね。
それで、シワが和らいでくれるのであれば十分です。
シワで縮んで肌にくっついてくる感じがイヤだったんですが、これぐらいならゆとりがありそうですし。寝るだけならこれで十分かなと思います。
総評
一番の進化は洗剤と柔軟剤の自動投入ですね。先にタンクに入れておくだけで、スイッチを入れるだけで洗ってくれるのは本当に便利です。
ただ、これは今の洗濯機はどれもついているみたいですし、ほかの洗濯機との比較にはならないと思いますが。
この洗濯機の良さでいえば、風アイロンでしょうか。
乾燥するだけでキツいシワも和らげてくれるので、シワシワでアイロンかけるのが面倒で着ていない服とかあれば、この洗濯機で乾燥するだけで少しシワが和らいでくれると思います。
完全にシワが取れるわけではないので、外に着ていくには気になるかもしれませんが、部屋着にするぐらいにはシワを伸ばしてくれます。
乾燥かけてからアイロンすればしっかりシワも伸びてくれるでしょうし、アイロンするにも一回乾燥にかけたほうがシワが和らいでくれるのでアイロンもかけやすくなります。
洗濯機も高い買い物ですし、失敗したくないですよね。なかなか選ぶのも大変だと思いますが、洗濯機選びの参考になれば幸いです。
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