バナナの皮は体に悪いから食べないほうがいい?
バナナの皮も栄養があるので食べたほうが良いという記事を見てバナナの皮の食べ方を調べていたら、バナナの皮に対する悪い意見もいくつかありました。
一番よく言われているのが「農薬」ですね。バナナの皮は農薬まみれだから食べないほうが良いっていう人は結構いました。
実際のところどうなのか?というところを見ていきたいと思います。
なぜバナナの皮に農薬がかかっているのか?
なぜバナナの皮に農薬がかかっていると言われているのか?というと多くの国では収穫をした果物に農薬を散布しているためです。
ポストハーベスト農薬というらしいんですが、後から農薬をかけることによって、倉庫で保管していたり輸送したりしているときにカビの繁殖や腐敗を防ぐためです。
似たようなことは日本でもやっていますが、防カビ剤や防虫剤といった食品添加物程度。つまり農薬はかけていません。
したがって、国産の果物であればそれほど気にしなくてもいいんですが、バナナはだいたいフィリピン産ですし、ポストハーベスト農薬してあるので、体に悪いと言われているというわけですね。
ポストハーベスト農薬の規制
ではポストハーベスト農薬によって、収穫してからでも農薬がいっぱいかけられて農薬まみれなのか?というと、そんなことはありません。
国でもそれはちゃんとしていますし、農薬が基準値以上であればお店に並ぶことはありません。
厚生労働省のホームページにもしっかり書かれています。
ポストハーベストであっても、残留濃度により規制されています。
収穫前に農薬として使われた場合であっても、収穫後にポストハーベスト(食品添加物に該当)として使われた場合であっても、残留濃度が基準値以下である必要があります。農薬としての基準値も、食品添加物としての基準値も、同じ物質を同じ作物に使用する場合には原則として同じであり、残留濃度が基準値を下回る必要があります。出典 残留農薬
もちろん農薬0ってことはないですが、0.01ppm(食品1kgあたり農薬等が0.01mg含まれる濃度)と決められています。0.01ppm以上の農薬が含まれていたら、ポストハーベストだろうがなんだろうが輸入・販売が禁止です。
それだけでなく、指定添加物というのが決まっていて、そこに入っていない添加物は使ってはいけないという決まりがあります。
指定添加物のリストも公開されていますので、気になる方は見てみてください。
厳しい基準を通ったものしか売っていない
ご存じの方も多いと思いますが、日本の基準はかなり厳しいですし、それを通らないと販売できません。
なので、基本的に農薬まみれなんてことはありませんし、ポストハーベストも気にせずに皮ごと食べても問題ありません。
だってねぇ、これで農薬による症状が現れたら、国が何言われるか分からないですからね。
信用問題にも関わりますし、裁判かけられて賠償しなきゃいけなくなる可能性もあるので、審査は厳しくなります。
なので、農薬のことはそんなに気にしなくてもいいんじゃないかなと思います。
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